いつもご覧いただきありがとうございます！

この度は、大阪府泉佐野市にある蟻通（ありとほし）神社の

「弁天様の祠を製作していただけませんか？」と

お声をかけてくださいまして、製作する運びとなりました！

神社のお仕事は決まって社寺建築様がされるので、技術があってもなかなかこのような機会には

巡り合えないため、「製作させていただきます。」との一つ返事でした。

そして、SNSには和風とうたっていても、開設してからはご依頼がなく投稿ができなかったのもありましたが、

いいタイミングにご依頼をいただくことができました。

製作のほうは、㋇下旬から原寸書きがはじまり、

墨付け、

刻み、

仕上げ、

と作業が進む中、工期がなく夜通しの作業、職人さんたちも休日出勤までしてくださいました。

そして中盤、仮組みへ．．．

ある職人さんは嬉しそうに、「組んでる時が一番楽しいんやー！」と、

ある職人さんは、「こうして、刃物使えるのも十代の時に2年間やったけど、

工務店さんで働かせていただいてたからやわ。」と

お話をされ空氣が和んでいました。

起こるすべてのことは未来に繋がっていくので、どんなことでも感謝ですね。

製作期間中の間に地元のお祭りもあり、4日作業停止はすごく大きかったので、

「納期に間に合うのかな？」と内心ヒヤヒヤしておりましたが、

ご協力してくださいました職人さん、工務店様のおかげで、無事完成することができました！

そして、いよいよ上棟当日。倉庫から車へ。まずは屋根部分を運び、

次は土台を

いよいよ神社へ運搬。

現地に到着し、

まずは祠を設置する所の弁財天様のところへ

歓迎されているかのように光がすごくきれかったです。

弁天様のご利益はこちらにかかれているのですが、

神主様曰く、「女性の病気の方もお参りしているよ」とおっしゃられていました。

そして、本殿にもご挨拶させていただき少し散策していると、

頭痛癒しの石の祠様が祀られていて、

頭痛持ちの私は、一人喜んでいました（笑）

他にも色々な神様が祀られお参りしている中

作業は進み、弁財天様の元へまずは土台を施工。

池の向こうなので、足場を引いて足元が悪い中運ぶのを

撮影していても緊張しました（笑）

続いて屋根を組むのですが、あれだけの木を組んでいるのでそれはそれはすごい重さだと思います。。

まず車から降ろして、

一人でもふらついて池にはまったら終了の中、

揺れる足場を渡り、

土台の上まであげた職人さんは力を振り絞り、

屋根が、4本の柱に入った瞬間．．．もう．．．感動しました！

そして、撮影している私まで何故か力が入るという．．．（笑）

そこから少し作業をしましたが、日が暮れてしまっても、

最後まで皆さんが頑張ってくださったおかげで、

無事上棟することができました！

職人さんたちの「やりきる」を見せていただいたうえ、

改めて、先人達の知恵がつまっている「日本伝統技術」は素晴らしいと感じました。

神主様も来られ、すごく喜んでおられ嬉しかったです！

「祠製作」というご縁をいただけたこと、ご協力してくださった方々には

本当に感謝しております。ありがとうございました。

最後に、銅板葺きも完了し、素敵な祠が完成いたしました！

また、お近くにお越しの際には蟻通神社へお立ち寄りくだされば嬉しいです！

本日も最後までお読みいただきありがとうございました！